カッティングシートの剥がし方完全攻略!初心者でも綺麗に剥がせる方法を徹底解説
公開日:2025/01/23(更新日:2025/01/23)
カッティングシートは、手軽に装飾や表示ができる便利なアイテムですが、剥がす作業は意外と難しく、粘着剤が残ったり、綺麗に剥がせなかったりする経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、初めてカッティングシートを剥がす方にとっては、不安も大きいかもしれません。
本記事では、カッティングシートの剥がし方について、初心者の方でも分かりやすいように、必要な道具から施工面別の注意点、よくあるトラブルとその対策までを徹底的に解説いたします。この記事を読めば、カッティングシートの剥がし方の基本をマスターし、綺麗に剥がせるようになるはずです。
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1. カッティングシートを剥がす基本の手順
カッティングシートを綺麗に剥がすためには、以下の手順と道具を準備すると作業がスムーズに進みます。
必要な道具
- ヘラまたはカーボン製スクレーパー(プラスチック製推奨。金属製は避ける): 施工面を傷つけにくいプラスチック製がおすすめです。 頑固な粘着剤を除去する場合にはカーボン製スクレーパーもおすすめです。金属製のスクレーパーは施工面に傷がつく原因となるので避けてください。なお貼り付け場所等によっては爪でも代用可能です。
- ドライヤーまたはヒートガン: シートを温めて粘着力を弱めます。家庭用ドライヤーで十分です。
- カッター: シートの端を剥がす際に使用します。
- シール剥がし用スプレー: 残った粘着剤を除去します。使用前に目立たない場所でテストしてください。
- マイクロファイバークロス: 拭き取りに使用します。
- 中性洗剤と水: 仕上げの洗浄に使用します。
- 灯油(シール剥がしの代用として): シール剥がしがない場合に代用できますが、素材によっては変色する可能性があるため、注意が必要です。
基本手順
- 施工面を確認する: 剥がす面の材質(車体、窓、看板など)を確認し、適切な方法を選びます。
- 加熱して粘着力を弱める: ドライヤーやヒートガンでシートを温めます。温度の目安は「手で触れる程度」にし、火傷には十分注意してください。
- 端を持ち上げる: ヘラやカッターの先端を使い、シートの端を慎重に持ち上げます。傷つきやすい素材にはプラスチック製のヘラを使用してください。爪で剥がせる場合は、爪を使うことで傷のリスクをさらに減らせます。
- ゆっくり剥がす: シートをゆっくりと引っ張りながら剥がします。一気に引っ張るとシートがちぎれることがあるため注意しましょう。
- 残った粘着剤を除去する: 粘着剤が残った場合は、シール剥がし用スプレーを使用します。スプレー後、数分置いてから布で絡め取るように一方向に拭き取ると綺麗になります。ゴシゴシ擦ると糊が広がってしまうため、注意が必要です。
- 洗浄と仕上げ: 中性洗剤を使って施工面を洗浄し、最後に乾いた布で拭き取って完了です。
2. 施工面別の注意点
施工面によって剥がし方や注意点が異なります。
- 車体: 塗装面を傷つけないよう、プラスチック製のヘラや爪を使用し、加熱は慎重に行います。粘着剤除去後、ワックスやコーティング剤で保護すると良いでしょう。不安な場合は専門業者への依頼をお勧めします。
- 窓ガラス: ガラス用のスクレーパーを使用し、周囲のゴムパーツなどを傷つけないように注意します。粘着剤はアルコールや専用溶剤で拭き取ります。長年貼られていたシートは、ガラスが変質している場合があり、完全に跡が取れないこともあります。
- 看板: 看板の素材(アルミ、アクリル、木製など)によって適切な方法を選びます。アルミ複合板は癒着している場合があり、無理に剥がすと看板自体を傷める可能性があります。野外作業では風に注意し、剥がした跡の汚れは適切な洗剤でクリーニングします。アクリル板やステンレス板の場合は、爪で剥がすことを推奨します。
- 家具(木製やプラスチック製): 木製家具は過度な加熱で変色する可能性があるため、慎重に作業します。プラスチック製家具は溶剤で表面が溶ける可能性があるため、使用前に目立たない場所でテストしてください。
- 床や壁: 素材に合った剥がし方を選びます。壁紙は粘着剤が染み込むと跡が目立つため、溶剤の使いすぎに注意が必要です。
3. 剥がす際のよくあるトラブルと対策
- シートがちぎれる: 加熱不足が原因の場合が多いです。再度温めてからゆっくり剥がしましょう。
- 粘着剤が頑固に残る: シール剥がしスプレーをたっぷり使用し、時間を置いてから布で丁寧に拭き取ります。
- 施工面に傷がつく: プラスチック製のヘラや爪を使用し、力を入れすぎないように作業します。
4. 簡単に剥がせるケース
再剥離タイプのシートや、貼り付け後間もないシートは比較的簡単に剥がせます。端を少し持ち上げてゆっくり剥がすだけで綺麗に剥がれることが多いです。
5. まとめ
カッティングシートの剥がし方は、適切な道具と手順を守れば、初心者でも綺麗に仕上げることが可能です。施工面ごとの注意点を押さえ、丁寧に作業を行いましょう。時間が経つほど剥がしにくくなるため、早めの対応をお勧めします。特に長期間経過している場合や、剥がすのが難しいと感じた場合は、無理をせず専門業者に依頼することも検討しましょう。
当店「とまとのカッティング屋さん」では、カッティングシートの製作だけでなく、カッティングシートにまつわる各種お役立ち情報を提供しています。カッティングシートについてお困りの方はぜひ参考にしてみてください。