今回ご紹介するのは、施設の設備扉に貼り付ける「消火用散水栓」のカッティングシート製作事例です。
非常時の視認性を確保するため、赤のカッティングシートで文字を出力し、設備本体に直接貼り付ける仕様となっています。機能面・安全面においても非常に重要な役割を担う表示であり、目立ちすぎず、しかし明確に伝える——そんな絶妙なバランスが求められる現場で活用されています。

文字だけの出力なら、データがなくてもOKです

「こういったカッティングシート、Illustratorのデータがないと注文できないのでは？」と思われる方も多いかもしれませんが、文字だけの出力であれば、Adobe Illustratorなどのデザインデータは不要です。

お客様から以下の情報をお伝えいただければ、当店でデータ作成から承ることが可能です。

• 出力したい文字（例：「消火用散水栓」）
• 使用したいフォント名（ご指定がなければ近いものをご提案）
• 仕上がりサイズ（特に「横幅」は必須）

たとえば、「ゴシック体で、横幅20cmくらいでお願いします」といったラフなご指示でも、こちらでレイアウトを調整し、バランスの取れた文字シールとしてご提供いたします。もちろん、正式なお見積りをご希望の場合は、出力したい文字原稿と、横幅のサイズをセットでお知らせください。

消火栓以外にも、案内表示・警告表示など幅広く対応しています

今回のような「消火用散水栓」や「消火器」などの表示はもちろん、当店ではさまざまな案内用・警告用のカッティングシート出力に対応しています。

たとえば、「関係者以外立入禁止」や「倉庫」「スタッフルーム」「機械室」といった施設内区画表示、「禁煙」「注意」「非常口」などのピクトグラム系表示も多数ご依頼いただいています。また、工場や倉庫、店舗のバックヤードなどで使用される「荷物置場」「作業中」「点検中」などの簡易表示にも、カッティングシートは適しています。

印刷と違って背景が透けないため、どんな扉や壁面に貼っても文字がしっかりと浮かび上がり、視認性の高い表示が実現できます。

耐久性・貼りやすさも安心

カッティングシートは、屋外・屋内問わず幅広く使用されており、適切な素材を選定すれば数年単位で文字の美しさを保つことができます。
また、当店では転写シートを貼り付けた状態で納品いたしますので、現場ではシール感覚で簡単に貼ることが可能。初めての方でも安心して扱える仕様になっています。

機能性と視認性を両立した、シンプルで確実な表示を

今回のように、設備表示や案内表示は「伝えること」が第一の目的であり、装飾性よりも明確さ・視認性・耐久性が重視されます。カッティングシートによる文字シールは、その目的をシンプルかつ的確に果たす手段として、今後も多くの現場で活用されていくでしょう。

「消火栓の表示だけ作りたい」「フォントはわからないけど、おまかせで頼める？」「10cmくらいの表示を複数まとめて作ってほしい」など、ご要望に合わせて柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お見積り・ご相談は、お問い合わせフォームよりどうぞ！
出力したい文字とサイズ（横幅）をご記入いただければ、スムーズにご案内できます。